2016/11/27(日)ワークショップの課題曲
10月のワークショップ、新井亜季さんのジャイロキネシスは、すっごく楽しかったです。
みんなグループワークに熱が入りすぎて、翌日は筋肉痛でたいへんなことに・・・。
でも、肩甲骨や背骨が、明らかに新しい感覚をつかんだみたいで、とても動きがよくなりました。
11/27(日)は、ハンナ・ソマティクスとボイス・トレーニングという、異色の組み合わせ。
ボディーワークの側からすれば、体が整えば声が出るのは当たり前だし、歌う側からすれば、声を出すためにはリラックスした体であることが必要です。
でも、専門的にはまったく違う領域なので、その二つを一日で同時に体験するのは難しいのです。
それができるのは、こういうスペシャルなワークショップ以外ではないよね!と思い、わたしフジタが企画しました。(採算度外視!)
ボイストレーニングの課題曲は、ベット・ミドラーのROSEです。
この歌をうまく歌えたら、最高だと思いませんか?
ベット・ミドラーがジャニスに扮した映画の映像を使った、この日本語訳、素敵です。
エクササイズって、一般的には「どう動かすか」という方法や動きにばかり目がいき、うまくできる・できないという評価におちいりがちです。
でも、ほんとうは「自分で自分の体をどう意識しているか」がすごく大切です。
もっというと、ふだん無意識にやっていることに気づくことが、体や心を変える第一歩です。
「気づき」って、よく使いますよね。Awareness。
どんな意味なんでしょう、「気づき」って。
わたしは最近、こんなふうに思っているんです。
わたしたちが日常にいるとき、何も考えなくても体はいろんなことをやってくれています。
意識の外で見ているものも、無意識では膨大な情報が処理されていたり。
胃腸がだまって消化活動をやってくれていたり。
気温変化に敏感に肌や血圧が反応していたり。
歩くバランスだって、トゲが一本ささっただけでどう崩れるかを考えたら、すごいバランスを無意識下でやっているわけです。
無意識が受け取っていること、無意識が処理していること。
無意識と同じ視点で世界や体を感じてみる。
それが「気づき」のひとつだなあと思います。
無意識と同じ視点で世界や体を感じてみるって、つまりはどういうことだと思います?
ふだんはつながっていない、ふだんは気づいていない、深い自分とつながることです。
そんな簡単なことなの?って言われたら、きっと、そんな簡単なことです。
わたしのワークショップに何度も参加してくださった方は、驚くほど内面の気づきが増えました。
静かに感じたことを見つめ直し、それを言葉に出すプロセスは、簡単なことではありません。
感じることと、感じたことを見つめ直すことが、わたしたちの自我や自意識を超える、スーパーメンタル体の働きです。
これまでのワークショップでは、さまざまな実践をとおして、この意識へ自然と入っていくことができるように工夫していました。
11/27のワークショップで、ホリスティック・ウェブによるオープンなワークショップ開催はいったんおしまいです。
また何か、おもしろいことを企画していきますので、よろしくお願いします。
-
前の記事
10月、11月のワークショップご案内 2016.10.16
-
次の記事
12/10(土)《 WORKSHOP オト×カラダ遊び》@TOKYO 2016.11.21