どんなに小さく思えても、魂から生きることが世界を変えていく
- 2016.09.06
- イベント
わたしのビジョンのひとつは、森の中の灯りです。
孤独な歩みの途中でふと目をあげると、家の灯りがみえる。
近寄ってみると、部屋には楽器を奏でている人、踊っている人、おしゃべりしている人、セッションしている人、魔法使いも、ヨギも、好きなことをしてくつろいでいる。
その中に入れたらどんなにかいいだろう。
中にいて、誰でも迎えられるような自分だったら、とても素敵だ。
これはわたしの、コントリビューション(貢献)の拠点になるようなイメージ。
そこでは、遊ぶことも学ぶことも病気でいることも、ぜんぶ何かの貢献になる。
誰からも許される必要がない。
生きていることそのものが存在の根拠だから。
新しい友人で、ボディートークも受けてくださっている齋藤典子さん。
セッションのとき、お仕事に関するいろんなお話を伺いました。
典子さんは最近、本田健×リン・ツイストの「お金と争いから自由になる世界」という講演を聴きに行ったそうです。
本田健は、お金と幸せについて、たくさん著書があります。リン・ツイストは、40年以上に渡り世界的な慈善事業に取り組んできた女性だとのこと。
わたしはよく知りませんでしたが、有名な方なんですね。
・貢献・奉仕するという高次のコミットメントから生きると決めた時、誰かと競争する、比較することがなくなった。その豊かさは想像をはるかに超えたギフトとしてやってくる。
・貧困の人は、かわいそうな人ではなく強い人だった。
・多くのお金は「恐れ」の為に使われている(戦い)。寄付をお願いすることで「愛」でお金を使うことを教えることができる。だからお金を集める事は大好き。
そんなふうな講演の内容メモを、わたしにもシェアしてくれました。
ありがとう~!
典子さん自身は、仕事のかたわら、公共哲学(地域参加)にもとづいたインバウンドを学んだり、千葉の地域活性を目的としたチームを組んで、始動しはじめたりと、新しいエネルギーに満ちています。
ボディートークセッションでは、新しい領域に飛び込んでいこうとする彼女の、古い観念のおそれが内臓に与えている影響をバランスしました。
もう一人の友人で、薬膳料理家の阪口珠未は、薬膳と野菜が互いを生かし合うために、農家と組んでメニュー開発やイベントなどを手がけています。
巨大企業とは異なる、まったく手作りの地域活性は、一昔であればとにかく骨の折れるばかりの仕事だったようです。
自治体のお金が流れるラインと、現場の骨の折れる仕事が、かけはなれすぎていたんですね。
今は、ひとりひとりが立ち上がって、できることをやろうとし、またそれが可能な時代にきたという実感があります。
わたしたちは、自己否定感や罪悪感を払拭するために、まず自分自身に深く向き合い、自らを愛し、満たすことからはじめます。
豊かさの意味も人それぞれですが、奉仕の意味もそれぞれ。
他者との関係性が真にできはじめたとき、豊かさとは分かち合うことと同じになります。
喜びとは、喜んでもらうことと同じになります。
この段階に、貢献や奉仕の喜びがあります。
典子さんは、今まで、他人の期待に無意識に応えようとすることや、世界の貧困に潜在意識下で憂いを強めていたことから、エネルギーを浪費してきました。
意識の深いところが変わり、エネルギーがうまく回りはじめたとき、いろんなことが内側から起こりはじめ、それこそ想像もしていなかったギフトがやってきたりします。
どんな体も驚くほど豊かで、どんな魂も、根底には愛があります。
自分の内側が満たされていくのと同時に、外側も満たされていく。
わたしたちの人体はエネルギー変換器。
お金も含めて、外の世界にある愛に直接かかわっていけるって、素晴らしいことだと思います。
9月11日は、ホリスティック・ウェブ主催で「新しい時代のお金を、自分の体のように感じてみよう」のワークショップです。定員2名超過の満員御礼。
齋藤 典子さん情報によると、彼女は11月13日、24日に、アロマの香りとコトバの魔法が1度に受講できるSUMALIN-Aromagic(アロマジック)講座を開催するそうです。
https://www.facebook.com/events/732913603515532/
あちこちから、友人たちの飛び立つ羽ばたきが聞こえてきて、楽しみだな!
* * *
われわれにとって
何か
もっとよい未来が
あるにちがいない。
さもなければ
夕焼けが
こんなに美しいはずはない。
(ヨハン・ペーター・ヘーベル『アレマン詩集』より)
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