治るよ、またできるようになるよ。
- 2020.02.12
- 日々のこと
五年ぶりに太極拳を再開した。
先日ふらっと入った太極拳のレッスン、先生が予想外に超よかったので、そのまま居つくことに。
ただ見よう見まねでやってるだけでも楽しいので、やっぱり氣を動かすのが好きなんだな。
11月から通っているプールは、今日で500m泳げるようになった。
最初は25mやっとこさだったから、やったぜ感がある。
バセドウ病の頃は、人の3倍は酸素が早く減ってしまい、得意だった泳ぎも全然できなくなり、心不全の後に体は回復して行っても、水中での呼吸は怖く、25mのプールがえらく遠く感じていた。
恐怖がなくなり、体のひねりも良くなり、息継ぎが楽になったから、次はターンと滑らかさにチャレンジ。
水中で、「水の呼吸、壱の型」とか遊びながら呼吸してたおかげ。アニメ「鬼滅の刃」見ててよかった。
回復の道は、人と同じ道ではないかもしれない。
でも、「治るよ。またできるようになるよ」と言いたい。
治るし、またできるようになるし、もっと世界は広いし、新しいこともいつかできるようになる。
そのプロセスには、いろんな学びがある。
- 失ったものとまだあるものを、しっかり数えられること。
- 先ばかり見て焦ってしまうのを忍耐強く手放し、今できることに何度でも自分を戻すこと。
- 自分をかわいそうがることを、とっととやめること。
- 言い訳をやめること。
- 生きている楽しさを知ること。
- 人と比べるのをやめること。人の目を気にしないこと。
- 自分自身をごまかさないこと。客観的評価も、自己評価も。
一度死にかけて、また与えられた命をどう使うのか。
今はこうして好きなことばかりやらせてもらっているけれど、その水底には何が流れているか。
結局のところ、やり残したこと、体のクセ、心のクセに、今度は意識的に取り組む作業が、ずっと水底に流れているんだと気づいた。
好きなことを形にしていくには、そうやって自分自身にもっと深く出会っていくしかないのだ。
人間は生まれるとき、過去生のことを忘れてから、この世に受肉する。
一度死んで、もう一度自分自身に取り組もうとすると、この世になぜ自分が存在するのかを思い出してから、旅を続けることになる。
不安から未来を知りたがることがなくなる。
僕の前に道はない。
僕の後ろに道は出來る。
そう知っているように、生きることができる。
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