息苦しさ、夜のトイレ:終わったことにしていた怒りの解放
- 2015.02.02
- 症例紹介
もう理解したつもりの自分自身の一面が、ときに真の解放に対して邪魔になることがあります。
豊島区で鍼灸院を経営していらっしゃるK・Mさんから、ボディートークの感想をいただきました。
▼施術後のご感想
たいへん満足
ボディートークに興味がわいた
カラダも心も軽くなった。
▼施術後しばらくしての変化
腑に落ちることがあった
自分の中では終わったことと納得していたつもりが、奥底に怒りとなって蓄積していたことに気づかせて頂いた。一回目のセッションでは、呼吸が苦しくなる負の記憶エネルギーが残っていると言われ、それを外してもらったため呼吸がとても楽になり持続している。夜、何度もトイレに起きていたのですが、2回目のセッション後良く眠れるようになった。
2回目のセッションの翌日、自分の中の怒りを相手にぶつけたり、他者に話したりして自分自身で解放しようとする作用が起き、対象者の母親(他界)が出て、謝罪を受けスッキリした。
(豊島区 K・M様 60代女性)
K・Mさんの施術は家族関係がテーマでした。
肺の左下葉に呼吸しにくさがあり、そのリンクとして不要となった怒りの記憶エネルギーや、死者を看取る恐れが出てきました。
それらの感情負担が、自らを「死ぬ運命」と定義づける時間意識を生んでいたので、膵臓反射点(脾臓の経絡で大包というツボ)と合わせて脳と心臓をタップし、ネガティブな思考にとらわれにくいリラックスモードにバランスをとりました。
呼吸の苦しさは概念的なもの、ネガティブな思考だけでなく、SBジャンクション(蝶形骨後頭骨底の接合部)という頭蓋骨の大切な部分にも影響し、また記憶や感情を司る大脳辺縁系の脳脊髄液循環もバランスする必要がありました。
呼吸が楽になって何よりです。
2回めのセッションでは、連絡が来なくなったお友だちの心配をされていましたが、そのことが自分の内面世界や仕事に深く関わる恐れにつながっており、肝臓や膀胱、不耐症、出生地とのエネルギー調整を同時にバランスしました。
いくつかの恐れをとったあと、セッションの最後にご自分の仕事の使命感と腹部のリンパが優先で登場したので、安心して夜も眠れるようになったのでしょう。
体と心のことをよく御存じのプロの方から感想をお寄せいただいて、とても勉強になりました。
K・Mさん、ありがとうございます。
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