究極の引き算で、空になるカラダ - Holistic-web

葦江祝里

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「見える言葉・見える歌」オイリュトミー初公演 あわい ─ 間 ─

これまでオイリュトミーシューレ天使館、フォルトコースで舞台公演の研鑽を積んできました。修了後、初の自主公演を開催します。 2022年5月11日(水)JR武蔵境駅北口、武蔵野スイングホールにて。 18:30開場、19:00開演、入場料2,000円、全席自由席。 オイリュトミーは、音楽に合わせて踊ったり、言葉を演劇的に表現するものではありません。音と言葉そのものがもつ生き生きとした力を取り出し、舞台空 […]

阿吽の声と感情、感情を消化する内臓

「聴き流し 統合生理学」というAudioコンテンツを作ろうと、これまで作ってきた講座資料をもとに、スクリプトの準備をはじめました。 目次を構想しつつ、最初に取り上げるのは何にしようかなとアイディア袋を探ると、やっぱり「声の力」から始めるのがふさわしかろうと思うのです。 解剖生理学は、人間の見える体と生命現象を理解するものですが、統合生理学は見えない体や体に働きかける生命力の流れ、感情、心理も取り上 […]

「体のしくみとはたらき」#0 はじめに

体がバラバラにならずに、心身がかみあって働いてくれたら。 いつの間にか自動運転が身についた体に、1分間だけ注意を向けることは、変化のきっかけとなります。 無意識化されたパターンを編み直すチャンスが与えられるからです。 では、何に注意を向けたらいいのか。 どのように注意を払ったらいいのか。 実際にやってみましょう。 そして、別々にとらえがちな心と体が、もとは一つであることをお話ししたいと思います。 […]

「体のしくみとはたらき」 #1 外皮系 – 乾燥した皮膚

京王井の頭線三鷹台にて、心身をホリスティックにとらえて調整する施術を提供している葦江祝里(あしえ のり)です。 ここでは、クライアント様の参考にしていただけるよう、つながりのある世界、体の中の不思議について連載しています。 前の記事:「体のしくみとはたらき」#0 はじめに 体の中にはいくつかの内臓器官が埋まっていて、お互いに情報や物質の交換をしながら働いてくれています。そのしくみを「器官系(システ […]

「体のしくみとはたらき」 #1 外皮系 – 境界のバランス

前回は、外皮系(皮膚や髪)の乾燥による症状や、施術でのアプローチ例を書きました。 ここでは、乾燥(水不足)とは真逆の、水の滞りが起こす外皮系のメッセージについてご紹介します。 水の滞りというと「浮腫(むくみ)」が思い当たります。 それ以外にも、どこで滞るかで、さまざまな症状に変化します。 鼻にいけば鼻炎、肺にいけば喘息、大腸にいけばお腹を下します。 エネルギーや血流も詰まらせるので、関節炎やメンタ […]

体のしくみとはたらき」 #2 感覚系 – 魂の迷子と、魂の砂漠

感覚系は、「五感」とも呼ばれ、「見る、触れる、味わう、聴く、嗅ぐ」ためのしくみを提供しています。 前回の外皮系は、体と環境との境界を形成するしくみで、乾燥と侵入による二つのアンバランスをお話ししました。 今回の感覚系は、環境からの刺激を感じ、それが何かを知覚するしくみです。 わたしたちは、機能の差こそあれ、誰もが世界を同じように見たり聞いたりしていると思っています。 脳の解釈や感情は人それぞれだけ […]

「体のしくみとはたらき」 #2 感覚系 – 感覚のハイジャックに気づく

「見る、触れる、味わう、聴く、嗅ぐ」のはたらきをもつ感覚系。環境に翻弄されるか、環境から豊かさを受け取るかは、感覚系の使い方次第です。 前回の記事では、感覚系にフィルタリングがかかっているというお話をしました。 目の前の出来事ではなく、自らの思いによって恐れや不安が強い場合、感覚器官と脳をつなぐ経路が、何かにハイジャックされているかもしれません。 入ってくる感覚にフィルターをかけるのは、脳のど真ん […]

「体のしくみとはたらき」 #3 神経系 – 愛か恐れかの行動原理

神経系は、動物と植物を分ける、もっとも大きなシステムです。脳と脊髄、そして神経によって成り立っていて、感覚系(眼や耳などの特殊感覚器)を含める場合もあります。 神経系で覚えてほしい言葉は、「インパルス」です。お笑いコンビではありません。神経系の「インパルス」は、神経細胞同士で情報伝達するときの電気信号のこと。神経繊維に興奮、衝撃が起こるので、「インパルス」と呼ばれています。語源は、中に押す、駆り立 […]

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