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痛み、苦しみから「身体の声」を聞いてみませんか?

痛み、苦しみから「身体の声」を聞いてみませんか?

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80代の女性で、首から背中にかけての激痛が何をしても治らず、ボディートークを受けにきてくださった方がいらっしゃいます。

ペインクリニックでは、頸椎や胸椎に何本も硬膜外ブロックの麻酔を注射され、まったく痛みが引かずにかえって悪化したそうです。

全身が苦痛で緊張しきっていたため、ボディートークで優先を聞きながら、初回はリンパドレナージと、さとう式MRT(筋ゆる)とを組み合わせ、その場の痛みを緩和しました。
痛みはいったん消失したあと、またすぐに現れました。

二回めの施術では、がんばり続けてきた人生で感情を抑圧してきたこと、周囲の期待役割を演じてきたこと、医師から宣告された病名が自分のアイデンティティと同化してしまったこと、過去に骨折した肩の癒着などのバランスをとりました。
ご自身と同化した病名は、脳神経から血液、神経、骨膜、チャクラ、骨に強い影響を及ぼしていました。

二回めが終わり数日後、娘さんからお便りがあり、「母の体調に良い変化が出てきました。以前のような耐えられない激痛ではなくなってきたそうです。母の体が、痛みのない状態を覚えてきたのですね!あれほど苦しんでいたのに、今朝は明るい声で電話に出てきました。」とご報告をいただきました。

この女性は降圧剤と糖尿病の薬、抗認知症の薬を服用しています。

2015.11.20の読売新聞ニュースでは、最高血圧を「120未満」に下げると心不全などの発症を大幅に抑えられるとの研究報告が米国立心肺血液研究所から発表され、治療方針を140未満とする日本の医療現場にも波紋を広げているとのこと。
もっと前の基準であれば、80歳の年齢ならば上が170でも問題なかったはずです。

高血圧のお薬を飲んでおられる人は、実際にとても多いですね。
日本では血圧降下剤だけで1兆円市場です。

薬や麻酔がいいわるい、ボディートークがいいわるい、という話ではありません。
実際のところ私は何もしていなく、ただ「痛みを握りしめているのは誰なのか」を静かに観察していただけです。

「病気」に対し、現代のわたしたちに必要なのは、パラダイムシフトです。
風邪を引いたら風邪薬、痛いときは痛み止め、悪い所はとる。ぜんぶ病院まかせ。

「病気」や「症状」をひたすら自分から遠ざけようとすると、それは周縁化・不可視化されます。
フタをして目をそむけてしまうのです。
病院にまかせることで、自分自身から「病気」を押し出そうとします。
その行為は、自分自身を周縁化・不可視化するのと同義です。
従来の西洋医学的な対処療法によって身体はバラバラになり、病気を押しやることで、さらに身体の声が聞こえなくなります。

真の健康と幸福をもたらしてくれるのは、ご本人の治癒力以外にありません。

痛いとき、不快なとき、苦しいとき。
まずは、ご自身の身体の声に耳をかたむけてみませんか?

自分を見つめ、受け入れること。それはとても勇気のある行為です。
ボディートークは、そのきっかけのお手伝いとパラダイムシフトを提供します。