大脳皮質タップと、肉体(ボディ)、脳/心(マインド)、精神(スピリット)
- 2018.01.29
- セッション
▼つぶやき
・・・そういえば、二足のわらじにかまけて、服とか全然買いにいってない。
カフェでゆっくりすることもない。
そもそも、「遊びいく」っていう感覚を忘れている。
むう。
ま、好きなことをやっているので、毎日遊んでいるようなものなのだが。
パステル、パステル。パステル色の運動着を買いにこう!!
・・・運動着でいいのか?
▼お知らせ
ボディートークのメニューのうち、ビジネスのための特別セッションを外しました。
セッションのなかで通常に出てくる範囲では、複合体マトリックスとして取り扱います。
さて、今日の本題。
▼肉体(ボディ)、脳/心(マインド)、精神(スピリット)について
ボディートークを習ったなかで、わたし自身がいちばんとっつきにくかったのが、「心身複合体(body-mind complex)」という概念です。
「心と体はつながってるよね」的な、あやふやな言葉の使い方が好きではないので、どういう意味なんだろうなあ、というのが明確になるまで、自分自身の中では保留にしていた言葉です。
複合体とは、何かと何かが結合してひとつになっている状態を指します。
つまり結合前に2つ、結合後には新たな1つ、合計で要素が3つある、ということです。
これは、単純に「心」と「身体」がつながって、「心身複合体」になった、のではありません。
ボディートークのことをより深く知っていただいたり、わたしの話に出てくる心とか脳とか魂とかという言葉を、より深く受け取ってほしいという思いがあるので、これについて少し書いてみようと思います。
* * *
ボディートークは、「アドヴァイタ・ヴェーダンタ哲学」がベースにあります。
日本語でいうと、「不二一元論」になるんでしょうか。
これらナンチャラ哲学、ナンチャラ論は、「存在の原理」の大元って何?という探求から発しています。
「一元論」ではなく、「心身二元論」を提唱したのはルネ・デカルトですね。
デカルトの心身二元論にそって、空間を占有している物質的身体を扱っているのが現代の西洋的医療です。
ボディートークは、ベースが不二一元論なので、《「心」と「身体」がつながって》という前提自体が成立しないのです。
おわかりいただけるかしら?
もともとつながっているものを、わざわざ分けて「つなげる」必要などないのです。
結論からいうと、わたしがもっとも腑に落ちている「心身複合体(body-mind complex)」の意味は、次のようなものです。
「症状、健康状態、疾患はすべて、何らかのレベルで脳に反映されている」
──脳に反映されている。
これは、大脳皮質のテクニックの根底にある理論です。
赤外線写真を使った研究で明らかになっているそうですが、ある症状に対して、脳の中の血液供給や細胞活動の減退した部分が鏡像のように存在しています。
脳に反映されているとは、脳と肉体が鏡像になっていることを指します。
さらに、脳は信念システムや、世界の受け取り方のフィルターの記憶庫になっています。
脳の信念システムとフィルターが、肉体を含めた環境(客体)の反映のありかたを決定づけています。
なので、わたしは「心身複合体(body-mind complex)」を、脳=マインドが何らかの回路で肉体と結びつき、運動、生理、または感情的反応を表しているもの、と定義づけています。
複合体の要素は、脳と肉体。結合媒体は回路。
複合体として成立した後の要素は、脳と肉体の双方で示される運動、生理、または感情的反応。
脳と肉体が結びつく回路は、通常は「神経系」のみとされています。
ボディートークでは、神経系、血液系、経絡/衛氣、チャクラ、そして細胞レベルひとつひとつが全体に何が起きているか知っているというホログラム原理にまで広げて、すべてが回路として機能しうるとしています。
もしも神経系だけなら、「チューニング」する必要はありません。
東海道なら東海道、環八なら環八、首都高なら首都高が、切れ目なく通っていればよいのです。
それが現代医療の常識です。
でもわたしたちは直感的に、体は機械のようなパーツではない、ただの道路のようなものでつながっているのではないことを知っています。
だから、オーケストラのように全体をチューニングする必要があるのです。
ボディートークではそのチューニングを、コミュニケーション、バランス、シンクロニシティという概念で表しています。
そのとき、もっとも集中的に焦点をあてる必要があるのが、脳です。
なぜならボディのすべてが反映されているから。
だからこそ、大脳皮質タップが非常に重要で、誰にでも教えてよく、ご家族で日々やっていただきたい、超簡単なセルフケアなんです。
脳は、何かの信号のインプットに対して、どこがの部位が局所的に発火するのではないことが、脳科学の発展によって証明されています。
脳は、シンクロニシティによってあらゆるところが発火し、高度な情報処理と認識活動を行っています。
大脳皮質タップは、脳のチューニングです。
タップ(刺激)によって、疾患を反映している部分(コールドポイント)のコミュニケーションが回復するばかりか、左右脳のバランス、そして共時性の同調をとることができます。
・交感神経優位から一発で副交感神経優位になる、
・パニックを起こしているとき、繰り返しタップすることで落ち着いてくる、
・ボディートークアクセスで習うファーストエイドが、なぜ効果的か
いくつか効果を挙げるだけでも、大脳皮質タップは、すごーく奥深いなあと思います。
マインドとは、脳が何らかの回路でと肉体と結びつき、運動、生理、または感情的反応を表しているもの、と、わたしは定義しました。
何らかの回路とは、上に書いた通り、神経系、血液系、経絡/衛氣、チャクラ、ホログラムのこと。
じゃあ心はどこいったの?
すべてが脳なの?
という疑問がわきます。
わたしは、五感が外界からの信号刺激を受けてアウトプットされる反応は、すべて「脳=マインド」の領域だと思っています。
反応は、必ず何かの感情と結びつきます。
もっとも基本的な感情は、「快/不快」です。
通常はこのあたりを「心」の領域とするのでしょうが、わたしは「魂」と呼んでいます。
魂は、ハートで働いています。だから、脳=マインドとは別ものです。
「心」という言葉は両方にまたがっているので、わたしのセッションでは使いません。
ハートでの魂の働き、脳=マインドの働きを受け取るのが、精神(スピリット)です。
精神の働きは多方面です。
受け取ったものを思考する場合は、脳の高次機能を使います。
受け取ったものの洞察や認識は、眉間や松果体のチャクラが関わってきます。
さらに高次の認識(受け取っている主体である自我を認識する)=ハイヤーセルフの活動は、ハートの深いところで行なわれます。
見えない領域。魂や、精神、物質を物質たらしめている意識の世界。
あやしいとか、信じる信じないとか、はやくそういう凝り固まった常識から抜けて、クリアなサイエンスとして肉体(ボディ)、脳/心(マインド)、精神(スピリット)が一般に認知されるといいなあと思います。
そのときボディートーカーは、ピアノの調律師と同じように、チューニングをメンテナンスする専門家として存在できるでしょう。
そのメンテナンスは、髪の毛を切るがごとく、また「こんなヘアスタイルにしたい」という要望に応えるがごとく、生活に身近なものになるでしょう。
ああ!
ボサついてきた髪を切って、パステルを買いにいきたい!!
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