命の力には、外的偶然をやがて内的必然と観ずる能力が備わっているものだ
明けましておめでとうございます。
本年も、よろしくお願い申し上げます。
2016年は、ボディートークの説明会・体験会を兼ねた全12回のワークショップを開催する予定です。
第一回は新年の満月直前1/23(土)の午後、第二回は水瓶座新月2/8(月)の平日夜の開催です。
やりたいことの夢に向かって、お金のブロックを外す、潜在意識への旅、エネルギー感覚を磨くなど、さまざまなテーマでワークしながら、ボディートークについてご説明やデモセッションを行います。
現実にしっかり根付いて個性を輝かせるスピリチュアルの統合がゴール。単発参加できまーす。
また、セラピスト向けに、わたしが感銘を受けたストラクチュラル・インテグレーションのパラダイムから、どうやって体にアプローチするのか、呼吸や体の可能性への気づき、四肢への具体的な徒手について、講師をお招きしてワークショップを開催できればと考えています。
わたしがもっと体の構造・機能からのアプローチを学びたいだけなんですが、学校も行っている都合でなかなか日程があわず、だったら自分が企画すればいいじゃないかと。
こんなふうに、ぼちぼちとホリスティック・ウェブとしても活動をスタートさせようとしています。
お正月は、ファスティングしながら会計のデスクワーク、生理学、免疫学、脳科学の勉強と、ひとり静かにゆっくりとした時間を過ごしています。
仕事や勉強といっても苦労してる感覚はあまりなく、いつも遊んでいるような感じです。
わたしは、自分に合わない学習方法はいっさい頭に入ってこないので、入ってくるものはそれだけで楽しいのです。
(おかげで学校の成績はとっても悪かった)
一日を無音で過ごし、日が暮れてからモーツァツトのケッヘル516を聴きはじめたら、なんか沁みる。
ヴィオラの五重奏。奏でている人たちがかっこいいー。
なんでモーツァルトかというと、この本。
『好きになる免疫学』の最後に、小林秀雄の『モオツァルト』が引用されていたからです。
命の力には、外的偶然をやがて内的必然と観ずる能力が備わっているものだ。
小林秀雄
小林秀雄はモーツァルティアンで有名です。
ほかに中山可穂もモーツァルト好きで、『ケッヘル』という作品を描いていますね。
どちらもだいぶ前に読みました。
わたしはカルロス・サウラ監督の『ドン・ジョヴァンニ 天才劇作家とモーツァルトの出会い』が大好きで、映像から流れてくる毒々しさ、悪にも天使にも魅入られたような狂気としてのモーツァルト、そして劇作家ロレンツォ・ダ・ポンテが気に入っています。
「わたし」とは何者か。
自己と非自己にまつわる免疫の神秘を読み進めていって、最後に出会った言葉。
カンタンな入門書だけど、生理学と合わせてとらえると、深~い本です。
命の力には、外的偶然をやがて内的必然と観ずる能力が備わっているものだ。
この言葉にふれて、胸が押しつぶされるような気持ちになりました。
脳のニューロンと免疫システムは、わたしたちが人間存在の深い本性に気づいていくための、とんでもないいたずらを仕掛けているんだ。
そのいたずらとは、耐え難い感情であったり、疾患であったり。
わたしたちを眠らせ、揺さぶり、目覚めさせていく。
脳は、あらゆるフィルムのそろった映画館のようなものだ。
彼らのいたずらに気づいたとき、脳は再構築され、「自己創造」という名の新しい映画を映しはじめる。
わたしたちは外的偶然のなかで自らを体験するのをやめ、自らのハートで必然を生きはじめるのだ。
わたしのワークは、脳の支配から離れ、インターフェイスとして使いこなすための試みです。
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