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ボディートークをどう説明すればいい??

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朝、公園で日本語を勉強している中国人の女性に出会いました。
家族の仕事で日本にきてまだ二ヵ月、ほとんど何も日本語がわからないようでした。

前に覚えた中国語で少し話をしたら、とても喜んで、「これは日本語で何ていうの?」「それは日本語で何ていうの?」の質問攻撃。

本人は生活のために来日して、しかたなく日本語に取り組んでいるのかもしれませんが、新しいことを学ぼうとしている人って、なんだか子どもみたいに無邪気で無防備で、こちらまで新鮮な気分になります。

わたしが答えにつまったのは、「そんなに中国語ができて、日本でどんな仕事してるの?」と聞かれたときです。

ええと、ボディートーク?

中国語をまったく使うことのないお仕事です・・・。
代替医療の一種で、自然治癒力にしたがって、体に必要なことを聞いていって・・・。

中国人なので、相手に合わせて「中医学に似ている療法です」と説明したら、すごく納得した様子で、

「おお!推掌(マッサージ)?、鍼灸?」と身を乗り出してきました。

「いえ、推掌も鍼灸もしません」

「ああ、じゃあ漢方薬を調合するのね?」

「いえ、薬も出しません」

「・・・中医学で推掌も鍼灸も漢方薬もなしって、いったい何をするの??」

「・・・頭と心臓をトントンとタップします・・・」

「?????」

そのときの相手の怪訝な表情を思い出すと今でもおかしいのですが、針も薬もなしで陰陽のバランスをとるって聞いたら、それはびっくりするでしょうね。

ボディートークは、意識を使って焦点を合わせ、意識を使って観察し、新しい可能性に向けてバランスをとります。

針も薬もなしで、そんなことができるのでしょうか?

もちろんできます。
みな誰でも、つねに意識を何かに向けています。

楽しいときは明るく、悲しいときには泣き、困っている人がいれば相手を思いやったり。
反対に、無意識に押し込めた怒り、暗い嫉妬、他人と比べて自分を責めてみたりすることも。

表層意識には上がらない潜在意識にこそ、対人関係のストレスや自己否定感から生じる、病気の根本原因があります。

だからボディートーカーは、日ごろから全意識を中立に使うことを訓練しています。
体を観察するため、解剖生理学の知識も必須です。

こうしたことが、中国語でまったく説明できなかったので、いたく反省中。
外国語で端的に言い回しできないって、つまり日本語でもわかったようでわかっていないということですから。

意識を使った応用物理学を根拠としてるボディートークは、言葉の壁も距離の壁も時間の壁もなく、誰にでもどこにいても施術が可能です。

そのぶん、肉体的な接触が薄くなってしまい、ハグや握手の習慣の少ない日本では、相手とのエネルギー的なラポール(信頼関係)が、一段敷居が高くなります。

だからわたしは、音叉ヒーリングでのフェイスアップや、アクセスバーズで頭部に触れることを、施術の追加オプションに加えることにしました。

繊細なスキンコンタクト、わかりやすく簡潔な言葉、そして中立な意識での落ち着いた施術。
お客様にも納得していただき、変化していくことで、自然治癒の大きな力に身をゆだねることの信頼を取り戻していただく。
それがわたしの、ボディートークセッションの理想形です。

英語、中国語・・・・。スキルアップしよう・・・。