ALS発症から6年、在宅介護するご家族

NO IMAGE

ALS(筋萎縮性側索硬化症)を発症して6年の夫を在宅介護している妻のR子さんから、ボディートークの感想をいただきました。承諾を得て掲載いたします。

一家の大黒柱だったYさんは、進行がとても速く、呼吸筋の麻痺によりあっという間に人工呼吸器をつけることになり、現在は文字盤での簡単な意思疎通と、わずかに動く唇にセンサーをつけて、ゆっくりとパソコンを入力することでコミュニケーションをとっていらっしゃいます。

最初に驚かれたのは、ボディートークが文字盤でもセンサーでもなく、クライアントの腕をとって、バランスの崩れたところを「はい/いいえ」で探索していくことでした。

Yさんの腕は、ごくごくわずか、言われなければわからないほどに一本の指が動くだけです。
それでも「はい/いいえ」がとれることをわたしは確信していましたが、ALS患者であるYさんの腕によってコミュニケーションをとっていくのを目の当たりして「動かなくなった腕でも話をしてくれる」と、ご家族ご友人は驚きをもって喜んでくださいました。

この無料体験をきっかけに、夫のYさん、妻のR子さんともにボディートークを続けていただくことになりました。

介護している側の疲れやストレスは、つらい病気を患っている当人を前に、つい軽視されがちです。
西洋生理学、東洋医学、心、環境など、いろいろな角度からアプローチできるボディートークは、難病を抱えたご家族全体をみることができる、優れたケアシステムです。

わたしの母も、重度のアルツハイマーで寝たきりとなった姑を11年間在宅介護しました。
介護の悩みを持つ方々に、ぜひ読んでいただきたい症例です。

▼R子さんは、毎日ほぼつきっきりで介護をしてらして、15分ごとの痰の吸引、体位の交換、排泄、胃ろう、センサーの調整と、片時も休まる暇がありません。

無料体験の時には、ボディーイメージとして「私だって休みたい」という言葉が飛び出してきました。
通常、ボディーイメージは、自分自身の体の見た目や老いることへの嫌悪感・抵抗として出てきますが、このときは、ボディーそのものが本音を吐露するかのようでした。

他に、慌ただしすぎてまるで自分自身が実在していないかのような時間意識があり、脳とバランスをとりました。

▼次の施術(セッション)では、夫婦関係と自尊心とがテーマでした。
YさんとR子さんは、どうしても患者と介護者の関係になってしまい、夫婦関係が崩れてしまいます。
体は動かずとも意識ははっきりしているYさんにとっても、大変につらいことです。

R子さんの最初に出てきたバランスは、肝臓の細胞修復です。
肝臓にチャージされていた感情負担は「この生活が続く恐れ」でした。
どれほど心身ともに疲弊しているか、ご本人がどれほどがんばっているか、無理を重ねている感情と肉体に、ボディートークは率直にアクセスしていきます。

文字盤での難しいコミュニケーションが続くストレスからか、五感全体のバランス、そして夫婦関係の困難が骨盤から脳下垂体に影響している項目などが出てきました。

性チャクラとリンクして肘から怒りの解放、胸腺の防御パターンを下げるなど、心身の意識にフォーカスするのは、ボディートーク特有のテクニックです。

このとき興味深かったのは、環境と自分自身のエネルギーを調整する環境ヴィヴァックスでした。
ヴィヴァックスとは生命の軸という意味です。

R子さんは、360度すべての方向の環境に対しストレスを受けている状態でした。
このストレスを、脳と心臓へのタッピングで、丁寧に取り除いていきます。

以下は、ご自身の直筆でいただいたご感想です。ご協力に感謝いたします。

▼施術後のご感想

たいへん満足
施術後、とてもウキウキした気分となり、しばらく舞い上がっている感じがしました。
その日、イライラもあまりしませんでした。久しぶりにかかってきた友人の電話を30分もできました。
ひじの痛みについては変りませんでしたが、あまり気になりませんでした。ありがとうございました!

▼施術後しばらくしての変化

腑に落ちることがあった
今まで、週に1回程、主人の整体に出かける以外は、主人を連れて外出することはありませんでした。ところが突然「今年は主人を連れて家族旅行をしよう!」と思い立ち、車はどうしようか?車イスも楽なものを・・・等々、話が進み始めています。
また(これまでお願いしていなかった)ヘルパーさんにも入ってもらうことになり、こちらも話が進んでいます。何だか環境が変わってきました。
本当にスゴイ!!今後ともよろしくお願い致します。

(八潮市 R・M様 40代女性)

明るく外へ気持ちが向くようになったR子さん、家族旅行を思い立ったと聞いて、胸が熱くなりました。ぜひ実現できるよう祈りつつ、Yさんのボディートークが、どのような自己治癒力の可能性を見出していくのか、これはわたしにとっても大きな学びであり、チャレンジでもあります。

娘さんたちもとても可愛らしい、素敵なご夫婦です。
今後ともよろしくお願い申し上げます。

症例紹介カテゴリの最新記事