生きづらい二種類の人のための、NLPスイッシュパターンのコツ


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スイッシュパターンは、特定の記憶によって起こる感情や反射パターンを書き換えるNLP(神経言語プログラミング)のテクニックです。

ボディートークでは、やり方は違いますが「五感」というテクニックで同じ領域を扱います。

世界のとらえ方のバランスをとる、ギャンブルや過食などの習慣パターン改善、実現したい未来をビジュアル化するなど。
スイッシュパターンは、身につけておいて損はないよね、という術のひとつ。
マインドスケープでも実地でやりますね、これ。

五感からの情報処理空間に働きかけるので、想像力と五感を使った臨場感(身体的リアリティ)を感じることが大切です。

こういうふうに説明すると難しく感じる人もいるかもしれませんが、ほとんどの人は「不安」や「心配」という情報空間での身体的リアリティは、大得意なはずです。

まだ起きてもいない近未来に対して要らん心配をしてヤキモキする、ってやつ。

魔法の尻尾をヒュッとふって、それを嬉しいほうにスイッシュするのがスイッシュパターン。

やり方はネットにもいっぱいあるので、ご興味ある方は調べてみてくださいませ。


わたしが今日言いたいことは、人のタイプによってコツがあるじゃん?ということ。


人のタイプ。

子どものころから周囲になじみにくい人。
なじめない自分を周囲に隠してきた人。
そういう人たちは、長年にわたって「生きづらさ」を抱えていることがあります。

・・・生きるってメンドクサイ。


周囲そのものと自己の関係認識が薄い(空気読めない系とか)人は、同じ生きづらさでも、ちょっと違います。

・・・生きるって、ムツカシイ。

メンドクサイ系は、これはわたし自身もそうですが、抽象度が高い情報のほうに臨場感(リアリティ)を持ちやすい、という特徴があります。
夢や未来の空想は、抽象度の高い情報空間での(目の前になく触れることができない)体験であり、真理、愛、不安、恐怖という概念や感情も、同じく抽象度の高い情報空間での体験です。

メンドクサイ系は、この目の前にないこと、触れることができないことの、頭脳と想像力を駆使したリアリティ体験がとても得意です。

そのかわり、具体的な情報がちょっと苦手です。
メンドクサイ。マダルッコシィ。
なんでそんな情報レベルの低い場面にかかずらわっているのか?という疑問がわきおこり、周囲と臨場感を共有できないのです。


ムツカシイ系は、具体的なことに夢中になっているとき、ほんとに楽しそうです。
でも、ちょっと抽象度が上がると、もうなんだか世界がその人から離れてしまったような、情けない顔を見せてくれます。
なんて世界ってムツカシイんだっていう顔。


シュタイナーの行にも、いま目の前にあるものの来歴を想像する、というのがあります。
これも物理空間と情報空間の感覚を行き来するもので、わたしとしてはスイッシュパターンのメカニズムは、とても馴染み深いものです。


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例えば今、陶器のカップに注いだコーヒーを飲んでいるとして。
その来歴をたどろうとすると、コーヒーはどんどん目の前から離れていきます。それを想像と感覚で追い続けます。

・休憩中や考えごとのときに摂取したくなる嗜好飲料である。
・黒っぽい液体である。
・原料はコーヒー豆で、焙煎、粉砕、抽出を経て摂取する。
・豆はブラジルで生まれ、途中、生産者、仲買、商社、流通、小売りの経済ルートを通り、法律的には、植物検疫、食品衛生、豆の状態や含有品によって関税率が変わる。
・薬理成分にカフェインを含む。


食品の来歴をたどることって、お寿司屋さんや割烹、素材のよいレストランで必ずやっていることですよね。
海からか、土からか、だれがどんなところで、どんな季節に手がけ、いつ市場に入り、どう調理されたか。
もともとこういう文化は、陳腐なウンチクとは関係のない、五感のリアリティを強めるためのもの。


一つめのコツは、これは誰にでもあてはまることですが、スイッシュパターンという横文字にビビらないで、自分がすでに無意識でやっている行動(ヤキモキ、お寿司のネタ etc)から、情報空間の感覚をつかむことです。
不安なときにほんとに手足や胸がヤキモキする感覚、養殖マグロより大間の本マグロって言われたほうが、舌が高級になったような感覚。


二つめのコツは、上記のメンドクサイ系とムツカシイ系では、逆の入り口のほうがいいんじゃん?てことです。

肉体は、圧倒的にリアルな身体感覚を持つ物理空間のシロモノでもあり、同時に膨大な量の生化学プロセスや脳への信号処理、思考・認知活動を行なう、すさまじいほど抽象度の高いシロモノでもあります。

物理空間の具体的なことが得意なムツカシイ系の人は、セミナーやネットや本で紹介しているとおりに、想像したことをリアルに感じるように練習したらいいと思います。
余計な猜疑心も薄く、また関心が自分自身に集中していることが多いので、その通りにやるとうまくいくタイプだと思います。

情報空間の抽象的なことが得意なメンドクサイ系の人は、そのままやっても効果が薄いんじゃないかしら。
だっていつも、スイッシュパターンよりずっと複雑なプログラミングを日常の情報空間でやっているから。


わたしはNLPを資格セミナーで学んだわけではありませんが、情報空間、名前空間をかつて徹底的に自分に落とし込み、プログラミング等のコンピュータスキルを交えて脳の観察をしているので、「脳は、脳そのものに働きかけることで、情報空間のプログラミングを変えることができる」、それが当たり前、と思えるようになりました。

もともとが自分の思い込み(信念システム)でプログラミングしたんだから、自分で再プログラミングできるよ、という感じでやっています。
そうすると、似たような手法を教えている人に出会ったり、本に書いてあったり、またはもっとブッ飛んだ方法にも出会ったりして、「おおっ!」と喜びがあるのです。


・・・これはわたしの持論なんですが。

ヒプノ(催眠)も誘導瞑想もNLPも、情報空間の抽象的なことが得意なメンドクサイ系の人にとっては言われなくてもできていて、大人が子ども用のブランコに尻をねじこんで「あれ、できない」といっているような滑稽さを感じるのです。


そういう人がスイッシュパターンをうまくやるには、どうしたらいいか。

例えば「過食行動を改善したい」がテーマだとしたら、「過食している自分」と「健康的な自分」をスイッシュするような大ざっぱな方法ではなく。

関連する場面の、すべてをスイッシュします。
例えば、「あー食べたい」と思っている時間。
何かがメンドクサクて、脳が食べ物の快楽行動で代償しようと画策としている時ですね。

実際に買いに行こうとしている時。または外食しに行こうとしている時。
スーパーの中で歩いている自分。テーブルについてメニューを見ている自分。

食べている時も具体的な物理空間に入りたくないから、何か「ながら行動」をともなっているはずです。
どんな「ながら行動」をとっているか。

食べた後の気分。帰り道。次の日。排泄行動。ウエイトコントロールの気分。
そしてまた、また何かがメンドクサイとき。

どれも一連の食習慣のプロセスに見えますが、脳内のプログラミングは、もっと複雑に作り上げられているはずです。

なんてったって、メンドクサイ人たちで、ムツカシクナイ人たちだからね。
かんたんにゆっちゃえば、面倒なことが好きなんだよね!!

みんなが「これすごい!」と言ってやっているテクニックが「簡単なわけない」とか思いこんで、子ども用ブランコに尻つっこんで「やっぱりあたし、飛べないんだ・・・」とつぶやいたりするわけ。

だから、能力に合わせたブランコに乗る。
プロセスにある行動をひとつひとつわけて、その時の感情が出ているとき、どんな五感、どんな身体感覚があるかに丁寧に気づき、自らへの優しさと勇気をもって、ひとつひとつ書きかえていく。

名づけて「紙芝居スイッシュパターン」。どや?


これは食習慣でもギャンブルでも買い物依存でも恋愛依存でも同じ。

たった一枚だけ選ぶなら、すでに行動後(食べている、パチンコしている)ではなく、行動を起こす直前の気分を代表スイッシュに選ぶことをおすすめするかな。

* * *

周囲と喜びや悲しみを共有できなくて、寂しい思いをしてきたメンドクサイ人たちへ。
その生きづらさは、いいかえれば、情報空間での高度なリアリティの保持者ということです。
その抽象度は、夢や希望や未来を実現するのに、とてつもないパワーを持っています。

周囲の喜びや悲しみが伝わってこなくて、仲間外れな思いをしてきたムツカシイ人たちへ。
その生きづらさは、

・・・うん、わたしにはよくわからん(笑)

うらやましいと思うし、すごいなって思う。

フィジカルなことをコツコツ積み上げていくとき、わたしはムツカシイ人たちの仲間入りができる。
騒音だらけの世界から離れて、ようやく自分自身の感覚や感情だけが伝わってくる場所に入ることができる。


愛すべき、あらゆる異邦人たちへ。

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